隊員の日々の活動記録
2026.10.22
アートによるまちづくり
【市川】2026年 7-9月 夏のまとめ ― 移住して1年3ヶ月―
高鍋町に移住して1年3ヶ月が経ちました。
この夏は、これまで地域の皆さんと積み重ねてきた活動が、少しずつ新しい形へと広がっていく3ヶ月となりました。
最も大きな出来事は、私がデザイン・制作した地域防災ホイッスル「タカナベホイッスル」が、2026年度グッドデザイン賞を受賞したことです。

応募から審査までの期間は、単に賞を目指すだけでなく、このプロジェクトが持つ意味や、地域にとってのデザインの役割を改めて考える、とても良い機会となりました。
今回の受賞は、作品の趣旨に共感し、制作や普及に関わってくださった多くの皆さんのおかげだと感じています。何より嬉しかったのは、受賞の知らせを聞いた地域の皆さんが、自分のことのように喜んでくださったことです。
また、受賞を記念した展覧会を高鍋町美術館で開催できたことも、大きな喜びでした。地域から生まれた作品を、再び地域の皆さんにご覧いただける機会となったことを嬉しく思います。
まちづくりの分野では、高鍋町のまちづくりの委員会や会議に参加する機会もいただきました。
これまでランドスケープデザインやアートを通して、人と場所の関係について考えてきました。そうした経験や視点が、少しでも高鍋町のこれからのまちづくりに役立てば幸いです。地域の皆さんとの対話を大切にしながら、まちの未来を一緒に考えていきたいと思います。
また、福岡県宗像市で開催された芸術祭「宗像みあれ芸術祭」に、アーティストとして参加しました。
今回の作品制作は、地域とアートの関係について改めて考える貴重な機会となりました。現地に足を運び、その場所が持つ歴史や風景、人々との関係を読み解きながら制作を進めました。

場所性を主題に据えた作品制作は、私自身がこれまで大切にしてきた表現でもあります。今回の芸術祭では、その考えをさらに深める、自分にとって重要な作品を実現することができたと感じています。
高鍋町での活動も2年目に入り、地域での実践と作品制作が少しずつつながり始めています。
これまで出会った皆さんとのつながりを大切にしながら、これからもアートやデザインを通して、地域に新しい可能性を生み出していければと思います。
引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。