隊員の日々の活動記録
2025.01.27
空き家コーディネーター
【地域おこし協力隊のリアルな実態】何気ない日頃の活動や生活を公開!

こんにちは、大橋 力(つとむ)です。
地域おこし協力隊に着任してから、約2か月が経過しました。
地域おこし協力隊に興味はあるけど、日頃どんな風な活動や生活をしているのかわからなくて、「自分もやっていけるの?」と不安をお持ちの方もお見えになるのではないかと思います。
そこで、まだまだ道なかばで何の成果も出てはいませんが、着任してから約2か月の間に私が行ってきた日頃の活動や生活の1コマをありのまま公開します!
住居は利便性と窓からの景色を両立

車がないので住居は職場まで歩いて行ける2LDKで、家賃の45,000円は全額補助されています。
部屋からは大きな木や小高い山が一望でき、夜明けから夕暮れまで変化する景色や行き交う小鳥を眺めて楽しんでいます。



高鍋町はコンパクトシティーで、4つの銀行や郵便局がほぼまとまっており、スーパー、ホームセンター、ドラッグストア、コンビニ、病院などが多数あります。
市街地は平坦で幹線道路は歩道が整備されているので、自転車があれば日常生活に不便を感じません。

おいしい飲食店も多数あるので、土日など休日の昼には高鍋グルメのランチを堪能しています。


休日の昼以外にも、週末の夜は居酒屋さんのカウンター席で情報収集をしています。

週末の過ごし方や高鍋町のおすすめ情報については、またの機会に。


通勤は片道約10分、作業服で通勤、今のところ残業なし
通勤は、自転車でのんびり片道約10分です。
勤務時間は9時から17時までで、今のところ早出や残業はありません。
服装は自由ですが、職場では作業服を着ている方が多いので、私はワークマンで買った市販の作業服などを着ています。
更衣室はないので作業服を着て通勤し、上着はロッカーに入れています。
職場は活気があり気軽に話しやすい雰囲気、相談しやすく安心して活動ができる
所属している課の職員数は私のほか13名で、皆さん色々な報告、連絡、相談などを活発にしている活気のある職場です。
課長をはじめ職員の皆さんはとてもやさしく、活動についてはもちろん、活動以外のことも気軽に話しやすい雰囲気です。
活動の具体的な内容については採用前からある程度の説明があり、着任後も相談をしながら活動を進めています。
私の机は上司の係長と一緒に仕事をしている担当者に挟まれており、思いついたことはすぐに相談しやすく、安心して活動をしています。

担当業務は空き家コーディネーター
私の担当業務は、空き家バンク等を推進し、移住・定住者を増やして過疎化を防ぐなど、空き家を利活用することによって地域の活性化を図ることです。
町内で空き家となってしまった物件を、高鍋町に移住を希望されている次の世代の方々にバトンを受け渡すお手伝いをしていきます。
地域おこし協力隊の任用形態は会計年度任用職員や個人事業主として委託契約などがありますが、私は会計年度任用職員として、高鍋町役場で地域活性化、移住定住などを担当している地域政策課に所属しています。

何気ない1日の活動
空き家を利活用するための第一歩として、空き家バンクに登録してもらうための空き家の掘り起こしをやっています。
具体的には、水道が使われていない空き家と思われる家屋のリストを上下水道課からもらい、地図ソフトで位置を特定し、航空写真で更地になっていないかなどを確認します。
位置が特定できたら、実際に現地に行って家屋の状況を確認したり、近所の方からお話をお伺いしたりして、空き家候補のリストを作成していきます。
今はまだ空き家と思われる家屋を探している段階なので、今後、家屋の所有者さんを確認して空き家バンクに登録していただくまでには、まだまだ地道な作業と時間がかかりそうです。
空き家や各地域の可能性を考えていると夢が広がりますし、活性化に向けて具現化できるよう頑張ります。
昼休みは1時間、仕出し弁当を注文
昼休みは、基本的に12時から13時までの1時間です。
役場には食堂や売店がないので、昼食は仕出し弁当をお願いして職場で食べています。
私がお願いしている弁当は500円ですが、おかずには必ず肉、魚、野菜が付いてボリュームがあり、毎日メニューが変わるので飽きることがありません。
ご飯が冷たいなんてことはなく、フライの衣はサクサクで煮物も九州特有の「甘すぎ!」ということもなく、とてもおいしいです。

役場には冷蔵庫、電子レンジ、給湯器はなく、水、お茶、野菜ジュースを保温ポットなどに入れて持ってきています。
勤務先から求められた日誌や月報のほか、作業の節目ごとに作業進捗をまとめて報告
勤務先から提出が求められている報告書は、「活動記録日誌」と「月間活動報告書」です。
〇 活動記録日誌
その日に実施した活動概要を40文字程度の箇条書きで記載し、週ごとに提出
〇 月間活動報告書
「活動内容」「翌月の活動予定」「要望・意見等」を500文字程度にまとめて月ごとに提出
特に求められてはいませんが、作業の節目ごとに現在行っている作業の進捗をまとめて係長に報告しています。
作業の「目的」、「概要と進捗」、「結果」、「今後の作業」、「問題点」などをまとめることによって自分の作業について整理することができますし、報告することによって意思の疎通を図り、現在抱えている問題点や必要経費について話し合いをする機会になっています。
必要な器材等の購入や研修等の費用については、予算の計上が必要になることから、「目的」、「機能・性能等の要求仕様」、「同等品の型式・価格」等を明確にして依頼をしています。

活動の進め方やコミュニケーションの大切さは普通の仕事と違いはない。活動をとおして夢が広がり活動の動機づけにもなります。
活動の具体的な内容については採用前からある程度の説明があり、着任後も相談をしながら活動を進めていくことになります。
目的を明確にしながら目標を立て、段取りを組み、問題があれば解決しながら少しずつ前進していくことや、地方によっては閉鎖的・排他的な地域もあるのかもしれませんがコミュニケーションによる意思疎通が大切であることは、地域おこし協力隊だけではなく普通の仕事と違いはありません。
地域おこし協力隊の活動には色々あり、やり方もそれぞれだとは思いますが、地域の活性化に向けて空き家の利活用を検討するなど地域行政に携わる活動をとおして夢が広がり活動の動機づけにもなります。
私自身もまだ活動を開始したばかりで不安はありますが、少しでも夢に近づくことができるよう、いろいろな方とアイデアを出し合いながら活動をしていきたいと思います。
地域おこし協力隊に興味を持たれ、参加を検討されている皆様の不安が少しでも払拭できれば幸いです。
