隊員の日々の活動記録

2025.06.19

アートによるまちづくり

高鍋町 地域おこし協力隊(アートによるまちづくりを担う芸術家)さいとうよしみ

2025年5月より、高鍋町の地域おこし協力隊(アートによるまちづくりを担う芸術家)に着任した、さいとうよしみです。

高鍋町に来たばかりでまだ分からないことの方が多いですが、これから徐々に町のことを知っていきたいと思っています。
どうぞよろしくお願いします。

着任した5月は、引っ越し関連の役所手続きや、この仕事を始めるにあたってのもろもろの手続き、生活に関するもろもろの手続き、関係者へのもろもろの挨拶回りなどであっという間に過ぎていきました。

書類に囲まれて事務手続きや調べものにだいぶ時間を割かれましたが、そんな時間も、この地で生活をしていく上ではなくてはならない時間だったと思います。まだ完璧とは言えませんが、引っ越しの荷物も少しずつ整頓が進み、ようやく作品制作について考え始めることができそうな気がします。

私は東京生まれ、東京育ちで、旅行では色んな国や地域に行ったことがありますが、「東京の家を引き払って他の土地に住む」ということはこれまでにしたことがなく、今回がおそらく初めての移住になります。しかも東京から宮崎という長距離の引っ越しで、これがとても大変でした。そして知り合いが一人もいない土地に行くのは不安でもありました。というか、不安しかありませんでした。しかし身内や友人知人が背中を押してくれて、今ここにいます。引っ越しの苦労話はまた別の機会にでも…。

絵や陶芸をやっている人は、何か仕事をしながらやっている人が多いのではないかと思います。

私もそうで、これまで会社勤めのかたわら、絵や陶芸作品の制作活動を続けてきました。

大学で英語を学んだので、英語を使って海外と関わる仕事がしたいと思い、都内のいくつかの企業で知的財産に関する仕事に従事してきました。主に海外のクライアントを担当していたため、日々語学力を磨き、様々な国の企業や弁護士等とやりとりをしてきました。一方のアーティスト活動としては、社会人になってから京都にある芸術大学の陶芸科に通い、陶芸の基礎を学び、その後アイスランドのアーティスト・イン・レジデンスで滞在制作をしたり、海外のアートフェスティバルに参加したり、国内で個展を開催したりしてきました。

こうして会社勤めをしながら作品制作を続けていましたが、フルタイム、残業ありの仕事をしながら、余った時間で作品の制作をしていくのは体力的にかなりハードで、そもそも時間が余らない毎日が続いていました。そんな中、思い切って前職を退職し、しばらく作品制作だけに専念してみました。その間に個展も開催し、このまま作品制作を続けていきたい気持ちが大きくなる中、高鍋町の「アートによるまちづくりを担う芸術家」の募集をたまたま見つけ、自分のやりたいことにぴったりの仕事内容だったため、応募しました。

今後の活動目標としては、高鍋町に住むことで見えてくる、この土地ならではの自然の美しさや厳しさなどからインスピレーションを受け、絵や陶芸作品に反映させていけたらいいなと思っています。制作した作品は、町内の公共施設や空き家など、町なかで展示をし、町内の人に見てもらうとともに、SNSなどを利用して町外の人にも見てもらい、多くの人に関心を持ってもらえたらいいなと思っています。

完成した作品そのものだけでなく、制作過程や、町での普段の生活の様子も、インスタグラムで継続的に発信していきたいと思っていて、高鍋町の様子を少しずつ発信しているところです。よかったらフォローしてみてください。

私個人のYoutubeチャンネルにも、作品や高鍋町に関する動画を少しずつ上げています。良かったらチャンネル登録して応援していただけると嬉しいです。

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